オトナの出産

ひめ

2010年05月18日 13:29

生後20日。


退院後、1週間検診のあと、
実家に帰り、両親の世話になってます。


随分慣れた・・・とは言え、
寝不足の毎日はつらい。


それでも、やっぱり可愛いもんは可愛い。


手がかかるから、ますます愛おしいんですね、きっと。

こうやって、母子の絆って深まっていくんだと思います。





出産の日のこと。

先日の記事で、長々と書きつづらせてもらった通りなんですが、
自分の想像してたのと、ひとつ違ったことがあって・・・。


それは、陣痛室のこと。

色々な本とか、友達の話とかを聞いていると、

陣痛室で、旦那様に腰をさすってもらって・・・とか、
陣痛の合間に、買ってきてもらったサンドイッチとかお菓子とか食べて・・・とか

そんな感じで過ごすのかな~なんて思ってたんです。


けど、あたしの場合、
産まれる寸前に、いきむためにやっと連れて行ってもらった・・・って感じで
陣痛の間隔が短くなってからも、ぎりぎりまで病室で頑張ってました。

病室で痛みを逃しながらも、
なかなか陣痛室へ行こうって言ってもらえなかったので、
まだまだ先は長いんだな~なんて思ってたんですけど、
実はそうではなかった。


その原因が、実際陣痛室へ行ってから分かったんです。


産院の陣痛室は2つあって、
あたしが入ったのと違う方に、一人先客がおられたのですが、
彼女がなんとも大変そうな方で、


「痛い~~~~~~!!!

もう、無理ぃぃぃぃ~~~!!!

だめ~~~!!!

なんか出た~~~~!!!!!」


を、この世の終わりかと思うほどの大声で唸っておられる。



最初はこの方のほうが先に産まれそうとのことで、
先に分娩室に入っておられたんですが、
結局、先のブログにも書いたとおり、
陣痛室でいきんでる途中で、あたしの方が先に産まれそう・・・ってことになり、
看護婦さんに抱えられながら分娩室に移動
(つまり、彼女と場所をチェンジした!)
することになったんです。

その時に、ちらっとお顔を拝見したのですが、
その方は、とってもとってもお若い方でした。


産み終わってから、助産師さんがあたしの枕元に来られて

「ごめんねぇ、なかなか陣痛室に来れなくて・・・
大変な方が隣にたから、つらされたらダメやって思って
ぎりぎりまで病室にいてもらったん。

けど、大きな声では言えないけどね
あんた、大人しくよぉ頑張った。

そやし、安産やったんやで~」

とほめてくださいました。



あたし的には、

「痛いぃ~~!!」

なんて、叫ぶ余裕なかっただけ・・・だし、

叫んだところで、痛みが軽減することはないってことを
長年の経験で分かっていたってだけのことなんですけどね。



でも、これ、もしかしたら高齢出産のいいところかもしれません。

色々な経験を通し、(あたしの場合、治療とかもしてますし)
自分なりのやり方をなんとなくわかってきてから
はじめての出産に臨むことができる。


今回も、周りに惑わされることなく、
落ち着いて、自分のペースで、出産することができました。



もちろん、個人差があるのでね。

若い=落ち着いていない・・・と言ってるわけではありません。
誤解のなきよう・・・。

あくまで、あたしの場合ってことです。

若いころのあたしなら、
きっと、


「痛い~~!!!
無理ぃ~~~!!!」


って、叫びまくってたと思います。



きっと、今まで妊娠することがなかったのも、
あたしが、ここまで成長するのを、ゆうきちが待っててくれたのかも。


ここまで成長するのに、時間がかかってしまいましたが、
納得のいく出産ができ、本当によかったって思っています。